【レビュー】【二十年前の原稿】【白髪記念】【BANZAIまがじん】井上の悩み

白髪が目立つようになってきた。

鏡を見て「ん?」と思うと、光線の関係ではなく、本物の白髪である。一本ずつポインポイン生えているので、本人としてはちょっと気になるが、ほかの人は気づかないとは思う(そんなにおじさんの頭を凝視しないだろうから)。年齢的に考えて当然っちゃ当然ではあるが、身体が着実におじいちゃん化していることは間違いない。

早い人だと二十代後半から増えてくる方もいて、これはまあ遺伝でしょう。知らなかったのだが、いわゆるおしゃれ染髪と白髪染めって、まったく違うものなんですってね。ご苦労も多いことでしょう。

そして「遺伝」「ご苦労」と来ると、ええそうです、私の頭髪問題。当人を目撃したことのある友人・知人は已む無く知ってしまっているでしょうが、まあアレですよね、ソフトバンクの孫さん的な外観に寄っていってますよね、着実に。向こうは世界的な大富豪だけどな。

というわけで、白髪記念として、今を遡ることちょうど二十年前、1997年4月30日発行『BANZAIまがじん』23号に掲載された私の原稿を次のページに載せてみます。つまり24歳の時に書いた原稿ということになるわけです。