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2)伊藤計劃『虐殺器官』
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こちらもSF。「ベストSF2007」第1位をはじめ、各賞受賞の名作長編であり、ミステリとしても読めると思うので勝手にカウントします。

著者は「こちらスネーク」でおなじみの25年以上続いたゲーム「メタルギア ソリッド」シリーズの小島秀夫監督の影響を色濃く受け、実際に交流もあったそうで『メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット』のノベライズも担当しています。

残念なことに2009年に若くして病没。『虐殺器官』に続くオリジナルの長編小説としては『ハーモニー』が残されています。

人類の歴史上、あらゆる地域で繰り返されてきた大量虐殺。その原因は実は……というところがSF的なキモなので書けませんが、一人称の兵士の視点で9.11以降の世界を思考実験的に物語っていきます。

ゼロ年代と呼ばれる作家たちのトップランナーであっただけに、伊藤計劃が描く2020年以降の世界の物語を読みたかったなあ。
※筆名はジャッキー・チェンの映画『プロジェクトA』の中国語原題『A計劃』からとったもの。